
タイの首都バンコクには、人々が日常的にお参りやお布施をしたり、時には出家の為に訪れる素晴らしい寺院が沢山あります。
海外からの観光客にとっても、このような寺院を訪れることは、タイ上座部仏教の慣習やタイの文化を、その仏教儀式や美しい建築様式から学んだり、触れたりすることができる良い機会になります。
このような有名な寺院の一つが「黄金の丘の寺院」で、タイでは「ワット・サケット」(ワットは「寺院」という意味です)と呼ばれます。
この寺院の金色に輝く仏塔、「チェディ」(Chedi)と呼ばれるドーム型の仏舎利塔は、バンコク都中心部にある名所の一つ。
この寺院は、その美しい仏塔に加えて、その最上階から一望できるバンコクの眺望、また、一年に一度行われる「ロイ・クラトン」(灯篭流し)のお祭りでも有名です。

「ワット・サケット」は、アユタヤ時代(1351-1767)に建立され、「ワット・サケー」と呼ばれていました。
後に国王ラマ1世(1782-1809)の治世になり、改修されています。
ラマ2世(0809-1824)の時代にはここで火葬が行われて、3万体以上が埋葬されたと言われています。
その後、ラマ3世(1824-1851)時代、その寺院を支える土壌が柔らか過ぎるという理由から、黄金の丘は一旦取り潰されてしまいます。
国王は泥や石を使ってより堅固な土台を作り、黄金の丘を再建されたのです。
ですが、やはり湿地には補強がまだ不十分で、時間と共に地盤沈下を起こし、次のラマ4世(1804-1868)は、千本のチーク材の丸太を使って補強を施した後、黄金の仏塔を建設されました。
ラマ5世(1853-1810)は、英国の勧めもあり、インドやネパールの影響がみられる様式で、今日の仏塔を完成されました。
仏塔を囲む要塞のようなコンクリートの壁は、建築物への被害や崩壊を阻止する為に、世界第2次大戦中に建築されたものです。


ここを訪れる人々は、仏塔の最上階に上がる事ができます。
318段の階段を昇りきると、素晴らしいバンコクの街並みを一望できるのです。
また、お祭りやその他催事も、是非ここを訪問して頂きたいのです。
一番有名なお祭りが、毎年10月末から11月中旬の満月に行われる「ロイ・クラトン」(灯篭流し)祭り。
寺院の周りには屋台が所狭しと並びます。
タイ料理の屋台や、タイならではの飲み物の屋台も沢山あります。
このお祭りは活気があると同時に、様々なイベントや出し物をやっています。
ちょっとした劇の上演があったり、楽しいショーや、サルなどの動物サーカスなどなど。
もちろん、仏教的な儀式もあって、人々は手に手に火を灯したろうそくを持って、黄金の丘の階段を上がっていきます。
家族、カップル、友達同士で参加すれば、楽しいと同時に清々しく、敬虔な気分にもなってきます。
皆さんも、バンコクに滞在されたら、是非「黄金の丘」のサケット寺を訪ねて見て下さいね。


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タイに行く際に必ず訪れて欲しい”黄金の丘「サケット寺院」”
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